改修工事での大工さんとの絡みの件です。改修工事では通常、隠蔽されている配管を更新するわけですので、必ずといってよいほど床や壁の開口・復旧が必要となります。(供用部のシャフト内だけで完結する作業は別です)
私たちのやり方では、開口や復旧、クロスなどの仕上げについてはほとんど別業者の大工さんにお願いしています。ですので、必ず大工さんとの作業の絡みが出てくるのですが、今回はその中でも特に注意している”開口の位置”についてお話します。
例えば、床下の配管を更新する際に、以下の①と②ではどちらの開口のほうがやり易いでしょうか??
※オレンジ色が配管位置
私は②の方がやり易いと思います。当然のことながら、開口の位置によって撤去・配管のやり易さが変わってきます。この点については、開口に立ち会って確認したり、立ち会えなくても必ず確認は必要になります。
もし少しでも不安がある場合は大工さんに言って広げるなり何なりをしてもらいます。この点は譲らずに、強く言うようにしています。なぜなら、配管の為の開口だからです。ごくたまにですが、復旧しやすいように開口したり、ただ配管が見えていればよいと思っている大工さんがいますので・・・
また、一つの開口から床下や壁の中をのぞいて、撤去・配管に邪魔になりそうなものがあれば、新たな開口を開けてもらったり、逆に新規配管のルートを変更することも必要になるかも知れません。私たちがいつもお付き合いしている大工さん達はとても出来る人達なので、開口が終わるとまず大丈夫かと聞いてきてくれますし、こちらが注文を出せば、ほとんどその通りに開口してくれます。
とても良好な関係が築けているので、たまに大工さんが配管を傷つけてしまうようなことがあっても、こちらも文句を言わずに対応してあげたくなります。ひょっとすると、大事なのは開口の位置よりも、大工さんと仲良しになることかもしれませんね。記事を書きながらそう思いました。
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