ナイスジョイントを使用して配管する際の効率化についてお話しします。ナイスジョイントを使用した給水、給湯の場合、改修工事でも新築工事でも、ある程度まとめて寸法を取ることが出来ます。そして、取った寸法を基に一気に加工するわけですが、その際に私達が行っている手順があります。それは、
罫書き ⇒ 切断 ⇒ 面取り ⇒ 拡管 ⇒ 締込み
という一連の作業の流れを、手順ごとにまとめて行うというものです。加工量も人数も多い場合は、手順ごとに担当を決めても構いませんし、例え一人だとしても各手順をまとめて行っていきます。これは、同じ作業をまとめて行うという作業効率化の基本でもあります。そしてその中で、特に罫書きに関しては、ポイントがいくつかありますので、まとめておきたいと思います。
<参考>
罫書き:定尺のパイプに切断箇所をマーキングしていくこと
罫書きのポイント
罫書きは個人的には最もセンスが問われると思っています。太さも長さもバラバラなたくさんの配管を、いかに素早く中途半端な管を出さないように罫書くかを考えなければならないためです。
また、1番気を付けなければならないのは、出来るだけ細いペンでシビアに罫書くことです。そうしないと、寸法が平気で5㎜〜10㎜狂ってきます。
※ちょっと極端に書きましたが、太い場合には切る位置によって左右両方の管の寸法が変わってきてしまいます。
また、罫書きしたら、どこのパイプかわかるように、テープなどを貼って内容を記載しておきます。
※養生テープは時間が経つと剥がしにくくなるので、できればマスキングテープなどの方がベターです。
とにかくこの罫書き作業のやり方が、加工のスピードを決めると言っても過言ではありません。ちなみに、罫書きのポイントはステンレス管に限ったことではなく鉄管や塩ビ管でも同じことが言えます。もし今後、罫書きの作業がありましたら、このポイントをちょっと思い出してもらえるとありがたいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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