できる職長と作業員

改修工事、新築工事を問わず、私もようやく職長という立場で仕事をさせてもらう事が出来るようになってきました。

そこで常々思うのは、一作業員としての立場と職長としての立場では、仕事の量や心構えなどが180度違うと言う事です。形式的に言えば、作業員は言われた事をやれば良いですが、職長は作業員の人達に作業を指示しながら自分自身も作業をしなければなりません。しかも、作業以外に監督とのやりとり、毎日の打ち合わせへの参加、作業人員の段取りと報告、KY用紙の記入、図面の整理、材料拾い、新規の人がいる場合には各種連絡など付帯業務を挙げればきりがありません。

私は現在、現場によって職長・作業員の立場が切り替わるので、双方の立場から見て「できる職長さん」「できる作業員さん」というものをまとめてみたいと思います。

できる職長とは?

まず精神論のような話になってしまいますが、職長を“率先してやっている”人は確認も速いですし、現場をよく知ろうとしますから、発言にも説得力があります。逆に“やらされている感”が満載の人は、覇気がなく確認も遅いですから、作業員の方もやる気が出ません。

また、各作業員の能力と作業内容・ボリュームを考え、不公平感が出ないようにすることも大切です。
「〇〇さんはあれしかやってないのに、俺より給料もらってるのか・・・」などと思ってしまうと、一気に士気が下がるものです。
他に大きなポイントとしては以下のようなものがあります。

  • 時間管理が出来る
  • 説明がうまい
  • 段取りが良い
  • 雑務を他人にやらせない

 

できる作業員とは?

私が職長をする場合、作業をお願いする人はほとんどが年上なので、お願いしにくい部分がある反面、経験がありますのでアドバイスをくれたりちょっとやそっとのトラブルでは焦らずに対応してくれます。逆に経験や知識が豊富で大体の事が出来る人でも、応援として来てもらっている上で明らかに“やってあげている感”を出されるとお願いしたくなくなります。

経験や知識は当然ポイントなのですが、どちらかというと人柄や仕事に対する姿勢の方が重要だったりします。例えば、以下のような人には好感が持てます。

  • 時間を守る
  • 不明点をすぐに質問してくれる
  • 面倒な事を率先してやる
  • 職長の立場を理解してくれる

というわけで、ここまで職長と作業員についてまとめてみました。
職長も作業員も「人」ですから、やはり人間性に関する部分が大半であり、知識や経験に関する部分はある程度カバー出来ると言えます。ただ、私もこの記事を書きながら自問自答してみたものの、職長・作業員としてまだまだ未熟な部分が多い事に気が付きました。

全てを満たすような職長・作業員になるのは難しいですが、ポイントの中のどれか1つだけでも意識して仕事をしていれば、自ずと周囲の人達の評価は付いてくると思います。
日々の仕事の参考にして頂ければありがたいです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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