新築・改修に関わらず、普通に真面目に作業をしていれば、退場になる事はまずあり得ません。しかしながら、私のこれまでの職人経験の中で、少なからず現場を退場つまり出入禁止になった人がいます。今回は、そんな不運にも(?)現場を退場になってしまった事例をご紹介します。
偽名で入場
実は建築現場では、急な欠員が出た時など、どうしても人が足りないけど書類が間に合わない!という場合に、他の人の名前で現場に入ってしまう人がいるらしいです。(普通はあってはならない事です)
そのような時に、セキュリティーが超厳しい現場では、ほぼ確実にバレます。バレると、当の本人だけでなく、その人を雇っている会社(個人)も出入禁止になります。会社が指示しているのだから当然ですね。
監督と喧嘩
どの会社にも、どうしようもないくらい出来ない監督や、性格が悪くムカつく監督がいるものです。そんな監督との喧嘩が原因で退場になったケースもあります。ただ、口喧嘩程度ではなく、いわゆる暴力をふってしまったパターンです。運悪くそんな監督に当たってしまったら、相手にしない事が1番ですが、そんなわけにもいかないでしょうから、まずは上長に相談しましょう。
危険作業からの・・・
一口に危険作業と言っても危険度の幅がありますが、特に目をつけられやすいのは高所作業です。高所作業は落ちたら重大災害(最悪死亡)ですから、当然でしょう。大きな新築現場などでは、高所作業車から鉄骨に乗り移ったり、角ダクトの上に乗って作業しなければならない事がよくあります。しかし、それらの作業は教科書通りの世界ではNGなので、パトロールの時などに運悪く“お偉いさん”に現場を目撃されてしまうと、厄介な事態になります。
ただ、そこで心掛けておきたい事は、もし見つかったら「すぐに作業を止めとにかく謝る」という事です。「じゃあどうやって作業しろって言うんですか!」とか「監督にやれって言われたので」などと言わない事です。結局は建築と設備で話し合いになるのですから、事情はどうあれ、その場では誠意を持って謝るのが得策です。上記のような事を言った人はその後例外なく退場になりました。
以上、私が目撃した退場事例でした。普通に作業していればあり得ない事ですが、危険作業だけは切羽詰まった現場ではやりかねない事ですので、注意した方が良いかもしれませんね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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